ホームページを持つべき理由いろいろ。存在証明、集客、効率的。作らない手はありません。
起業したり新規事業を立ち上げたり、個人事業やフリーランスで開業したりするとき、ホームページって作ったほうがいいかな?必要かな?と思うことがあると思います。
結論から言うと、どんなに小さなビジネスであったとしてもホームページは必ず作るべきですし、作らない手はありません。
ホームページを持つべき理由は、いくつかありますが、今回は以下のポイントを解説します。
- ・ホームページがあれば存在証明できる
- ・ホームページは集客の拠点になれる
- ・ホームページを持つことが効率的
ホームページがあれば存在証明できる
新しい取引先と商売しようと思ったときに会社の信用を調べる必要がありますが、インターネットがなかった時代に、手っ取り早く会社の存在を確認するためにどうしていたかご存じでしょうか?
今ではあまり考えられないことですが、当時は固定電話番号を持っているかどうかが判断基準の一つでした。
なぜかというと、それは、NTTに住所や会社名などを伝えて毎月きちんと支払いしていないと固定電話は持てなかったからです。新しい取引先が本当に存在しているかを確認するために、名刺や電話帳(!)に社名と電話番号が記載されているかどうかは重要な要素だったのです。
時代が変わり、インターネットが普及したことで、今では固定電話番号に代わって、ホームページがあるかどうかが会社やビジネスの存在の証になっているのは、間違いありません。
名刺交換時に、自社ホームページのURLがなかったり、メールアドレスがフリーメールアドレスだったりすると、それだけで不安を抱かせてしまうこともあるようですし、開業時に銀行から融資を受ける場合でも、しっかりしたホームページがあるかどうかは結構重要なポイントであったりします。
ホームページには会社名、住所、電話番号などの問い合わせ先や社長やスタッフの写真なども掲載することができるので、ホームページは実際に会社が存在していることを示すには最適な媒体なのです。
そういった意味でも、起業、開業時にはもちろんですが、新しい事業を起こすときや新商品をリリースする時にも特設ページを作ることを強くお勧めします。
ホームページは集客の拠点になれる
多くの方にとって、ホームページを持つ最も大きな理由は、Webで集客するためではないでしょうか?
ホームページがあれば、自社のことや商品・サービスを知ってもらったり、ファンになってもらったり、買ってもらうことができるようになります。
自社のことや商品・サービスを知ってもらう
ホームページは、自社の商品やサービスの認知、興味・関心、信頼構築において力を発揮します。
過去の取引の継続と人脈だけで成り立っているビジネスや、新しい顧客開拓の必要がないビジネスではないのであれば、売上を拡大したり会社や事業を存続させるには、多くの潜在顧客に自社の商品やサービスを知ってもらう必要がありますよね。
できるだけ多くの潜在顧客に商品やサービスの特徴や効果を知ってもらったうえで興味や関心を持ってもらい、商品のメリットや自社の実力を理解してもらうことで信頼(信用)が生まれ、お問い合わせや購入といった取引が生まれます。ホームページがあれば、いつでも、どこでも、誰にでも自社の商品やサービスを知ってもらうことができて、ざまざまな情報を自由に詳しく伝えることができるようになります。
このように、認知、興味・関心、信頼構築のすべてにおいてホームページはとても力を発揮できるのです。
ファンになってもらう
ホームページでは、サイト訪問者にコンテンツを見てもらって、知ってもらうだけでなく、時には驚きや気付きを提供したり、感動しもらったり、知人やSNSのフォロワーに広めてもらうこともできます。
社名や商品名を知っていても、それが自分にとって最適かどうかはわかりません。特設ページで商品の特徴やメリットなどの詳しい商品情報を伝えたり、ブログで潜在顧客の悩み解決のコツやノウハウといった知識などを共有することで、お客様のかゆいところに手が届くサポートをすることもできるでしょう。また、商品開発の秘話や裏話などのこれまで乗り越えてきた壁や努力のストーリー、熱い信念と取り組みの歴史などを読んでもらうことで、顧客に共感や感動をとどけることができます。
さらに、商品に満足していただけると、お客様がお客様を呼ぶ好スパイラルを生み出すことができます。
このように、ホームページがあればファンづくりの起点にすることができるのです。
買ってもらう
ホームページを持つ一番大きな目的は、おそらく潜在顧客に購入してもらうことでしょう。
上で上げたように、自社の商品やサービスを知ってもらい、ファンになってもらっても、購入してくれないと売上が上がりませんし、新規顧客は増えません。
まずは、お知り合いになって試してもらい、一度買ってもらってお付き合いがはじまり、ファンになってリピーターとして繰り返しお付き合いしてもらうことが理想でしょう。
購入手段は、Amazonや楽天などのショッピングモールサイトに誘導する方法もあれば、金額が高い商品であればお問い合わせフォームからお見積もりできたり、店舗での相談予約やできたり、いろいろな方法で買ってもらうことができると思います。
このように、ホームページがあれば売上を拡大するような仕組みを作ることができるでしょう。
ホームページを持つことが効率的
いろんなことできて、集客もできるホームページですが、それほど投資が必要ではないところも大きなメリットです。
例えば、一度作れば、ほとんど費用が掛からない事や、コンテンツが勝手に育っていつの間にか集客してくれていたり、営業の代わりをしてくれたり、ニーズ調査の基地になってくれたりして、人手でやろうとすると大変コストがかかることを少ない投資で実施することができるのです。
一度作れば、ほとんど費用が掛からない
一度ホームページを作れば、あとはほどんど費用は掛かりませんが、では、具体的にどのような費用が掛かるのでしょうか?
制作費
自分で作れば無料でできますが、素人感が出てしまうので信頼がなくなることもあります。制作は外注することをお勧めします。
ページ数にもよりますが、シンプルな構成なら20万円~が相場です。
運用費
運用費は、レンタルサーバー代金と独自ドメイン料金で年間で数千円程度といったところでしょう。
運用をすべて自社で行うのであれば、これだけですが、何かあったときのバックアップやサイトの修正、定期的なコンテンツの投稿といったことをお考えであれば、保守と合わせて外注することができます。
SEOを意識した記事制作やSNS運用も外注する場合は、その費用も掛かります。
アドバイス
ホームページには制作費も運用費も無料のものもあります。代表的なものとしてnote、アメブロなどですが、コンテンツの拡張性の点やSEO対策などの点からおすすめしていません。
制作に費用は掛かりますが、自社のイメージに合ったデザインや必要な機能など、ぜひ自分だけのホームページを制作することを強くお勧めします。
勝手に集客してくれる
ホームページは、いろいろなコンテンツを掲載することができます。
また、そのコンテンツもSNSやYouTubeなどの他のプラットフォームと相互に連携することもできるので、一度投稿したコンテンツがいつの間にか、バズるということもあります。要するに、ホームページが24時間365日休まず集客や営業を担ってくれる、とても効率のいい手法なのです。
ブログ/SEO
ブログはSEOライティングを駆使することで、時間をかけて検索エンジンの検索検索の順位が上がっていくことでコンテンツが育ち、安定的な集客を目指せる集客手法です。
ストック型コンテンツと言われ、繰り返しアクセスされるような普遍的で安定的な読者を獲得できるコンテンツです。知識系、ノウハウ系との相性が良いです。SEOができると大変効果が高い手法です。
SNS、YouTubeとの連携
SNSなどのプラットフォームに投稿するコンテンツは、爆発的な集客ができる集客手法です。バズ、炎上などがあると一気に露出が高まりますが、リスクが高い手法でもあります。SNSのプラットフォームの登録者数やフォロワーを増やすことで、バズや炎上に頼ることなく、安定的な露出を目指すことが重要です。
お知らせ、ニュース、お得情報などの、いわゆるフロー型コンテンツと言われる(新しい投稿があると古い投稿の露出が減るコンテンツ)との相性が良いです。ブログと連携することで、新着記事のアピールもできます。
<参考>ホームページは優秀な営業マン!中小企業の経営者やweb担当者向けにweb集客方法とフレームワークを説明します。
ニーズ調査の基地になってくれる
最後に、ホームページがあればニーズ調査もできることをお伝えします。
例えば、サイトのお問い合わせフォームやFAQ、チャットでの回答履歴などをもとに、お客様のお困りごとを蓄積して商品やサービスの改善に生かすことができたり、またはホームページのアクセス解析をすることで、いつ、どのような属性のお客様が、どのページを閲覧しているのかを知ることで、ニーズの仮説を立てることができたりします。
それ以外にも、検索結果連動型広告(ランディングページと言います)を使って、A/Bテストを繰り返すことでどのようなメッセージお客様の心に刺さって、どう行動を促すことができるのかといった調査もできます。
もっと直接的に、ホームページにフォームを準備してアンケートを実施してみたりすることもできるでしょう。
こういった工夫は、ホームページを持っているかこそ効率的・効果的に実施できるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、どんなに小さなビジネスであったとしてもホームページは必ず作るべきである理由を解説しました。
- ・ホームページがあれば存在証明できる
- ・ホームページは集客の拠点になれる
- ・ホームページを持つことが効率的
ホームページには会社名、住所、電話番号などの問い合わせ先や社長やスタッフの写真なども掲載することができるので、ホームページは実際に会社が存在していることを示すには最適な媒体であること、そしてホームページがあれば、自社のことや商品・サービスを知ってもらったり、ファンになってもらったり、買ってもらうことができること。最後に、ほームページは一度作れば費用があまりかからないだけでなくコンテンツが勝手に育っていつの間にか集客してくれていたり、営業の代わりをしてくれたり、ニーズ調査の基地になってくれたりして、人手でやろうとすると大変コストがかかることを少ない投資で実施することができることを解説しました。
実は、他にも、社員のモチベーションを挙げたり、人材採用に効果的であったり、投資家に対してアピールできたりといったこともホームページにできたりするのですが、それはまた別の機会でご説明したいと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。