Webで集客したいけど、Web集客の基本や効果がいまいちわからない
Webで集客したいけど、Web集客の基本や効果がいまいちわからないというお悩みの方、またはインターネットを使ってプロモーションを始めようと思っている初心者の方向けの記事です。
Web集客の基本や基礎知識、インターネット出現まえまでの集客との違いや、具体的な効果について解説します。
Web集客、その前に!インターネットの出現と特徴
Web集客とは、インターネットが1990年代後半から普及し始めてから生まれた概念ですが、そもそもインターネットとその背景となっているIT技術の進化にはどのような特長があったかというと、大きく3つほどあります。
ちょっと、振り返って確認してみましょう。
1.いつでも、どこでも、誰とでも
インターネットの進化と普及と合わせて、通信技術も発展したことで、いつでも、どこでも、誰とでもコミュニケーションが取れるようになりました。
その結果、これまでは簡単に連絡が取れなかった相手にも、時間帯や場所、距離に関係なく会話したり、リアルタイムでテキストなどを送りあったりすることができるようになりました。
2.テキスト、画像、動画などの多様なコンテンツ
上の特徴でも少し述べましたが、インターネット上で送受信できるコンテンツも多様になりました。
これまでは、電話では会話できるけど音声だけ、郵送では手紙や写真を送れるけど一方通行だけでした。
インターネットの普及で、様々な情報やコンテンツを同時に、リアルタイムで、かつ双方向で送受信することができるようになりました。
3.デバイスの進化
これらの情報やコンテンツを見たり、読んだり、楽しんだりする方法も変わりました。
これまでは外部の大量な情報やコンテンツを入手するには、新聞やラジオ、テレビといったメディアを通じて入手するしかありませんでしたが、インターネットの普及の結果、パソコンや携帯電話、そしてスマホやタブレットといった多様なデバイスで入手し、かつ自分でコンテンツを作って自由に発信することもできるようになったのです。
これまでの集客はどんな感じだったの?
既にいくつか述べましたが、インターネットが普及する前の集客方法やプロモーションは、現在とは大きく違い、かなり限定されているものでした。
1.限られたメディアとデバイス
携帯電話やスマホが出現する前のマスメディアを使った集客方法は、新聞広告、ラジオ広告、テレビ広告といった3大メディアを使った手法が大きな集客方法でした。
そうなると、これらのメディアを使えるデバイスとしては、ラジオやテレビであるため、利用できる場所や時間帯、頻度などは今と比べて、かなり限定されていたのです。
2.コミュニケーションの手法
メディアを使った集客方法は上記のように限界があり、メディアを使って一斉に広告を出す以外の集客方法もとられていました。
例えば、人脈を使った集客、セミナーやイベント、訪問販売やテレアポといった方法もあり、これらの多くは現在でも有効な集客方法ではありますが、多くの場合は一人ひとりに案内する集客方法であったりして、商材や目的にもよりますが、かなり非効率なやり方でした。
3.高額な費用。なのに費用対効果が見えない…
テレビを代表するマスメディア広告は、CM製作費、広告枠にかかる費用など、かなり高額です。比較的少額の集客手法としては、新聞広告や折り込みチラシを使った広告手法もありますが、出稿費や印刷代などもかかります。
その反面、広告の効果は見えないことが多く、一般的には、広告は傾向と対策が難しい領域でした。
そのため、利益が出ている大手企業や成長企業などが中心で、中小企業や個人商店などが広告を出すことは難しいのが現実でした。
インターネットの特徴をビジネスにフル活用しようとしたのがWeb集客
簡単に言うと、これまでの、集客方法のデメリットを軽減したり払拭しつつ、インターネットの特徴を最大限ビジネスに生かそうとしたのが、Web集客です。
ちなみに、インターネットとWebは異なる概念です。
- Webとは
- インターネットとは
Web(または World Wide Web)とは、インターネット上にある文書(これがWebページです)を通して、互いにアクセスできるための仕組みのことです。この仕組みは、HTMLやCSSといった言語で作成されたWebページにリンクを貼ることで、互いに行き来することができるようになってます。この仕組みそのものをWebと言います。
インターネットとは、世界中のコンピュータや個別のローカルなネットワークが特定のルール(TCP/IPと言います)に基づいていればアクセスすることができるネットワークの総称のことです。Webはインターネット上で提供されている仕組みの一つです。
では、Web集客の特徴を見てみましょう。
1.個々のニーズに合った情報提供と広告の費用対効果の見える化
インターネットの大きな特徴として、双方向のコミュニケーションがありました。
具体的な例を挙げると、Googleを使ったキーワード検索ができるようになったことで、自分の個別ニーズに合った商品やサービスを探すことができるようになったことがあげられます。
さらに、アクセス履歴を分析することで(アクセス解析と言います)、どのような潜在顧客が、どの程度、どこに存在していて、どのようなときに購入するのかがわかるようになりました。
つまり、広告を出す企業側としては、個別ニーズに沿った広告を出して、その費用対効果までわかるようになったのです。
オンライン上での売買と広告利用の拡大
個別ニーズや費用対効果がわかるようになったことと、潜在顧客が、いつでも、どこでも最適な商品やサービスがわかるようになったことで、そして双方向という大きな特徴により、オンライン上で購入したり問い合わせができるようになりました。
これによって、自社の利益に応じて広告費をコントロールすることができるようになったため、多くの販売人員を抱えられない企業でも広告を出せるようになりました。
3.4つ目のメディアとして確立
これらの変化と、IT技術の進化に伴いパソコンやスマホが普及したことで、テレビ、ラジオ、新聞に加えて新しいメディアとしてインターネットとWebが加速度的に普及しました。
その結果、大企業に限らず、多くの企業が広告を出し集客することができるようになりました。また集客方法は広告に限らず、ブログやメルマガ、ウェビナーといった手法もとられるようになり、必ずしも広告出稿に頼らない集客方法も生まれたことは大きな特徴です。
では、Web集客には、具体的にどんな効果が期待できるのか
ここまでは、インターネット出現前までの集客と出現後の違いを説明してきましたが、それでは、具体的にweb集客にどんな効果を期待できるのでしょうか。
1.Web集約は、個別ニーズへの対応を期待できる集客手法のこと
まず、Web集客では、個別の顧客ニーズに対応できることが期待できます。
例えば、Gooleなどの検索エンジンで検索されたときに、自社のサイトやブログを上位に表示させる技術のことを、SEO(検索エンジン最適化)という手法がありますが、これによって、潜在顧客の個別のニーズ(Googleで検索したキーワード)に合致した内容のコンテンツを無料で提案することができます。SNSの同様の機能がハッシュタグです。
このように、Web集約では、一人ひとりの個別の悩みや課題に対して、具体的な解決策として自社の製品やサービスを提案することが期待できるのです。
まさに、一人ひとりの細かいニーズに対応したプロモーション手法と言えます。
2.Web集客は、高い費用対効果と自由度が高い柔軟な顧客開拓が期待できる集客手法のこと
既に、インターネットの普及によって広告の費用対効果がわかることを説明しましたが、それに加えて、Web集客では、かなり高い費用対効果が出せることも期待できます。
例えば、Googleの検索連動型広告は、検索されたキーワードに応じてリスティング広告を出稿する広告手法ですが、これは、検索する人が課題や悩みを解決するために検索したキーワードに応じて、解決策を提案することができる広告であり、広告を掲載する頻度や時間帯、検索順位などを自由に設定することができるので、費用に見合った集客が期待できます。
まさに、購入意欲が高い人にだけお金を払ってアプローチすることもできる柔軟な手法と言えます。
3.Web集客は、幅広いアプローチが期待できる集客手法のこと
Web集客の効果は、幅広い潜在顧客にアプローチできることも大きな特徴ですが、それには、様々なデバイスやプラットフォームにも対応できることが含まれます。
たとえば、デバイスでいうとパソコンやスマホを使って、amazonや楽天で商品を買ったり、企業サイトで商品詳細情報を確認したりできますし、プラットフォームでいうと、Google検索を使ったりSNSやYoutubeを見たりできます。
もちろん、昔ながらのメルマガ経由での集客やYahoo!などのポータルサイト経由での広告なども健在です。
まさに、幅広いデバイスやプラットフォームを使うことで、いつでも、どこでも、誰に対しても集客することができることが期待できる手法と言えます。
Web集客のために必要なこと
Web集客の効果がわかったとして、では、どういったことが必要なのでしょうか?一般的に必要とされることを解説しましょう。
Web集客に必要な媒体、基本要素
ホームページ ※オウンドメディア含む
多くの場合、Web集客には自社のホームページは基本的には必要です。
ホームページで自社の製品やサービスの説明をするだけでなく、ブログやSNS連携、メールマガジンの登録などの起点とすることができます。
SNS
近年のWeb集客では、SNSは重要度を増してきています。ファンづくりだけでなく、最新情報の共有や発信などでも有効です。
SNSではありませんが、YouTubeを使った集客も有効です。
ショッピングモール
自社製品を販売する場合、Amazonや楽天などのショッピングモールを活用することは効果的です。
物販ではなくサービス系の集客にも、いろいろなWebサービスがあります。たとえば、教育サービスならUdemy、旅行ならじゃらんやAirbnbなどのプラットフォームもあります。
ブログ
noteなどの無料ブログを使って、自社ブログを単体で準備することも可能ですが、前述のように自社のホームページに独自のブログを作って更新すると効果的です。
特にSEOで集客する場合は、ブログコンテンツが有効です。
メールマガジン
メルマガはインターネット黎明期からある集客ツールです。
正確にはWeb技術を使っているわけではありませんが、ホームページでメルマガ登録できるようにしておくことで、登録者のメールの受信ボックスに直接情報を届けることができる効果的な手法です。
Web集客の手法、テクニック
広告
Web集客上で広告を活用することは大変有力な手法と言えます。
具体的には、Googleを代表する検索連動型広告が有名で、リスティング広告や、アドネットワークを使ったバナー広告などがあります。
Googleだけでなく、FacebookやInstagramに表示する広告や、YouTubeに掲載できる広告などもあります。
ランディングページ
自社の製品やサービスを説明するための特別なサイトをランディングページ(LP)と言います。
上記の様々な広告をクリックしたときに、表示させるページのことです。ホームページとは異なり、製品やサービスの魅力や具体的な価値を訴求するためのページです。
ウェビナー ※YouTube含む
ウェビナーとは、Webとセミナーを合わせた用語です。
ネット上で行うセミナーのことですが、ZoomやGoogle Meet などのアプリを使って自社の製品やサービスを紹介することができます。
セミナー自体を有料にすることで収益を上げることもできます。
アフィリエイト出稿
アフィリエイトを使って、アフィリエイターに商品やサービスを紹介してもらうことも可能です。
紹介料などのコストはかかりますが、有力なインフルエンサーなどに紹介してもらえれば、集客の効果は高まります。
SEO ※SEOライティング含む
自社のホームページや製品やサービスのページをGoogleなどの検索エンジンの検索結果画面で上位表示させる手法です。
成功すれば無料で大量のアクセスを稼ぐことができ、大変有効な手法です。
ステップメール
メルマガを使って自社の製品やサービスを紹介するときに、メルマガ登録者に段階を経て購入を促す手法です。
これらは、すべて必要というわけではなく、集客の目的や自社の状況や費用面などを考慮して、選択する必要があるので、注意してください。
可能であれば、業者に相談することをお勧めします。
まとめ
これらを駆使して売上に寄与する顧客を自社サイトなどに呼び込むこと、そして購入や問い合わせといったアクションをとってもらうことを、web集客と言います。
簡単に要約すると、「Web集客とは、インターネットのWeb技術を使うことで、時間や場所を問わず、個人のニーズにわせた広告や情報提供などによって、従来の手法と比較して高い費用対効果で自社製品やサービスを購入しもらうチャンスを、期待できるプロモーション手法」なのです。